万葉集が成立したのは、今から1260年程前(760年頃)のことと考えられている。万葉集の内容は、630年から760年頃の歌で感動的な内容が多く、他の歴史書からは知ることのできない事柄がたくさん含まれている。このページで扱う「さきたま緑道」では緑道に植えられた樹木にまつわるたくさんの万葉集の歌が歌碑になっており、古代の人たちの感性を偲ぶことができます。
さきたま緑道の万葉集の歌碑を細かく見て行くと、たくさんの歴史の事実を読み解くことができます。特に、ここでは、さきたま緑道と関係の深い埼玉古墳群から発見された稲荷山古墳出土鉄剣の持ち主の姓などにたどり着く歌なども含まれていました。
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さきたま緑道をしばらく進むと、道は風土記の丘(埼玉古墳群)につながる。ここには、大型の古墳や古代につながる神社があり、この地方の古代の力が分る。万葉時代の前の古墳時代の遺跡であるが、さきたま風土記の丘の周辺にも、この地方に関連した万葉集の歌碑がある。
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さらに古墳の東側の遊歩道は古代蓮の里へつながる。これらの周辺にも万葉集に関連した歌碑や埼玉古墳を作った人達と敵対した勢力の古墳群がある。
このホームページでは、これらの道をたどりながら古墳時代から万葉までの歌を偲び、合わせて周辺の万葉集以外の歌碑についても取り上げます。
さきたま緑道の歌碑 目次
4.1 さきたま緑道について
4.2 スダジイ (巻②142)
4.3 クロマツ(巻③444)
この歌は埼玉古墳群と関係があります。
4.4 クヌギ(巻⑱4109)
4.5 ハンノキ(巻①57)
4.6 ヤブツバキ(巻①54)
4.7 ハギ(巻⑩2098)
4.8 ユズリバ(巻②111)
4.9 クロマツ(巻②141)
4.10 ノシバ(巻⑥1048)
4.11 ヤマブキ(巻②158)
4.12 シダレヤナギ(巻⑩1819)
4.13 シダレヤナギ(巻⑲4142)
4.14 アセビ (巻②166)
4.15 タブノキ(巻⑲4159)
4.16 ウツギ(巻⑩1978)
4.17 ネムノキ(巻⑧1461)
4.18 アセビ (巻②166)
( 1.14とおなじもの)
4.19 スギ(巻④712)
4.20 シラカシ(巻⑩2315)
4.21 ウメ(巻⑤822)
4.22 ケヤキ(巻⑪2353)
4.23 ウメ(巻⑤841)
4.24 ウメ(巻⑱4134)
4.25 ヤマザクラ(巻⑯3787)
4.26 ホオノキ(巻⑲4204)
4.27 コナラ(巻⑭3424)
4.28 ヤマブキ(巻⑧1453)
4.29 ヤマザクラ(巻⑨1776)
4.30 ツゲ(巻⑨1777)
4.31 ケヤキ(巻⑪2656)
ここで埼玉古墳に曲がる
4.32 アセビ(巻⑳4512)
4.33 アジサイ(巻⑳4448)
4.34 ヤブツバキ(巻①56)
ここでさきたま緑道に戻る
4.35 ヤブコウジ(巻⑲4226)