平城宮跡歴史公園
久しぶりに奈良に行ってきました。
18年前に滋賀県に住んでいたことがあったので、奈良は何度も行っていましたが、今回は、整備が進んでいる平城宮跡歴史公園についてレポートします。
朱雀門
以前は、平城宮の跡を忍べるものはこの復元された朱雀門が草むらの中にポツンと立っているだけでしたが、今回の訪問では、この建物以外にも少し建設が進んでいました。朱雀門の向こうの近鉄の電車の線路の先には大極殿正殿も完成しているようですが、距離が離れていて30分程度の時間が必要ということで、行くことが出来ませんでした。
建築中の建物が覆いに隠されていますが、ここは5年後に完成予定で、食事ができる場所になるということでした。5年後に来てくださいということでしたが、5年後には、命がどうか分からない無理な人が多かったようです。
反対側には、朝堂院らしき外観の建物が現代的な建物で復元されていましたが、ここは博物館や会議室などになっていました。外は広大な広場で野球などしている人もいました。
博物館のメイン展示品の朱雀門ですが、非常に手の込んだ模型で、当時の人の能力の高さに圧倒される高精度のものでした。現代の技術は、数cm平方の中にこれと同じような立体の電気回路を作るようになっていますが、これと同じような精密な技術が奈良時代からあったことに驚きます。
また、当時の最上級の役人と普通の管理職の人の年収などの展示がありましたが、現在の人の給料と同じ程度なのは驚きました。
その奥の建物は、売店などなっていて、その先には、復元された遣唐使船が池の中に展示されていました。
これからさらにさらに復元が進んでいくものと思います。