鴬の       (うぐひすの)

音聞くなへに   (おときくなへに)

梅の花      (うめのはな)

我家の園に    (わぎへのそのに)

咲きて散る見ゆ  (さきてちるみゆ)

意味:

ウグイスの

声を聞いた丁度そのとき

梅の花が

我が家の庭に

咲いて散るのを見た

作者: 対馬目 高氏老(こうじのおゆ)

この歌は、1.21 ウメ(巻⑤822)章の大伴旅人の歌が歌われた令和の語源がとられた宴会で歌われた32首の梅の歌の一つで、官人の一人の高氏老の歌った歌です。

ここで、対馬目とは、対馬から来ている官人の意味ですが、目(さくわん)は、最下級の官職を意味しています。

さきたま緑道の梅の木は少し元気がありません。