あしひきの (あしひきの)
山道も知らず (やまぢもしらず)
白橿の (しらかしの)
枝もとををに (えだもとをを)
雪の降れれば (ゆきのふれれば)
意味:
尾根を長く引く
山の道も良く見えない
シラカシの
枝もたわわになるほど
雪が降っているので
作者:柿本人麻呂(かきのもと の ひとまろ)歌集
この歌は柿本人麻呂(かきのもと の ひとまろ)歌集に記載されている歌です。
柿本人麻呂は、柿本人麻呂歌集からの歌を含めて、万葉集中に458首の歌が記載されている(大伴家持は、473首)。
万葉集中の柿本人麻呂の歌は、格調の高い歌が多い。特に長歌には優れたものが多く、天皇を歌った歌に特質があり、ことばを駆使して天皇を讃える歌は独自のものです。柿本人麻呂については、宮廷歌人という以外に不明なことが多い。
このホームページでは、枕ことばもできる限り訳しています。